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ふかい森のなかで

4199006737ふかい森のなかで (キャラ文庫)
水原とほる 小山田あみ
徳間書店 2012-06-27

by G-Tools

定職に就かず人目を避け、外出はたまのコンビニだけ―引きこもりの稔明の元へ、父の差し金で三歳年下の大学生・晃二が世話係としてやってくる。追い返そうと嫌がらせを重ねる稔明だけど、「あんたを見てるとイライラする」と、むりやり犯されてしまった!!ところが初めて知ったセックスの快楽に、稔明は次第に溺れてゆき!?


 最初は購入予定に入ってなかったんだけど、あらすじを読んで妙に気にかかって購入。
 結果、読み始めると面白くて一気に読了。

 最初はとにかく、育った環境や内向的な性格が災いしてスッカリ歪んだ人間になってしまった稔明の、どこまでも捻くれた物言いや態度が幼稚で本当に金持ちのボンボンって感じで晃二と同じくイラついたんだけれど、読み進めるうちに徐々にそうなってしまった経緯や本当は稔明も苦しんでいるのがわかってきて、これまた晃二と同じように絆されてしまった(苦笑)
 一概に家庭環境の悪さだけが原因と言い切れるわけでもなく、もちろん稔明自身の弱さも原因の一つであることに違いないんだけど、それでも同情するには充分な生い立ちなんだよね、彼の場合。あそこまで卑屈なのも被害者意識が強いのも、長年苛められてきた結果だと思えば、あそこまで引き籠りの対人恐怖症になってもしょうがないかと。
 それでも、いくらお金のためとはいえああいう言動を向けられて見捨てなかった晃二の忍耐力も、個人的にはわりと称賛に値するかなとは思う(笑) まあ晃二自身もそこには過去の色んな想いがあってこそなんだけれど。

 途中、晃二がキレたことで虐げ虐げられという、痛々しい主従関係になってしまったのはおそらく晃二の20歳という未熟さゆえだろうけど、そういう関係でも一度他人から向けられる加害意識以外のものを知ってしまえば溺れずにはいられなくて、最後には独りにしないでくれと泣いて縋る稔明の姿は痛々しくて切なかった。
 けど、間違った始まりだったとはいえ、ふかい森のような部屋で蹲っていた稔明を強引に変え、情を持ってそこから稔明を引っ張り出すあたりからの展開はとてもイイ。そこまでが重苦しさで押し潰されそうだっただけに、パッと明るい陽の下に連れ出されたような、そんな感覚で読んでてふっと気分が軽くなるのがわかる。
 そうして晃二に引き摺られるようにして素直さを取り戻し、自分に出来る範囲で精一杯前向きに頑張っている稔明の成長は本当に褒めてやりたいくらいだった。棘を失えば何気に可愛い人だったんだね、稔明(笑) 父親との関係もややこしく考えるほどではなく、素直になってみればイイ親子関係を築けそうだったのもホッとできたしね。
 深く暗い森の中という、孤独な閉塞感を抜けて二人で迎えた結末が清々しくて良かったです。読後感もスッキリ爽やか(*´ω`*)

 あと作品内容とはまったく関係ないんだけど、晃二が強姦に踏み切ったときに稔明が口にする「堪忍してぇ…」って台詞に思わずフイタwww
 勘弁してとかやめてっていう中に何故突然堪忍してってそんなどこぞの町娘みたいな台詞が飛び出してきてしまったんだwwwと(笑) あの台詞が妙に気になって、シリアスシーンなのにちょっと面白くなってしまった(笑) 時代劇じゃないんだからありゃないよ…。
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