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小説家とカレ

419900677X小説家とカレ (キャラ文庫)
渡海奈穂 穂波ゆきね
徳間書店 2012-07-27

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横暴で尊大、口を開けば悪態ばかりの幼なじみ───小説家の芦原は、そんな高槻にずっと片想いしている。けれど高槻は、昔からなぜか小説を書くことに大反対!「おまえの小説なんて絶対読まない」と言っては、執筆の邪魔をしにやって来る。それでも時折武骨な優しさを見せる高槻が、芦原は嫌いになれなくて…!?この気持ちを知られたら、きっと傍にいられなくなる───大人同士の不器用な恋。


 初読みではないんだけど、とてつもなくお久しぶりな渡海さん。
 ぶっちゃけ穂波さんの絵につられましたテヘペロ☆

 そのおかげ(?)で、高槻のガキっぽさと横柄な物言いにイラッとするのにルックスはものすごい好みでああああああなにこのモヤッと感んんんんんn…!! と、思いながら最後まで読む羽目になりました(苦笑) ホントここまでモヤモヤ感を1冊まるっと引き摺りながら読んだ本も久しぶり。挿絵の威力絶大。これ好みの絵師さんじゃなかったら完全に前半で高槻見捨ててるレベル(大きく出たな)
 ホント驚くほど高槻が子供っぽい攻めだったという印象しか残っていないもの(苦笑) 芦原が何故あそこまで惚れ込んでいたのかまったくもって謎…。幼馴染でいつの間にかというには二人の仲も悪すぎるし、むしろ芦原からも8年も片想いしてるような雰囲気が出てなくて、時折思い出したようにそれでも好きで苦しい…みたいな描写はあるんだけど、売り言葉に買い言葉な二人を延々読まされるので、その片想い感が妙に白々しく思えて感情移入はできず。
 好きだと気付いたキッカケも、姉と高槻が付き合い始めてから気付いたというだけで明確な理由もないので、四方堂に取られたくないからという理由で好きだと気付いたという高槻と、独占欲からの感情という点については大差ないじゃないのっていうね。それでもまあ、高槻の告白の仕方は芦原じゃなくてもムカッときたけどさ。
 だって言うに事欠いてじゃあ好きってどいうことだオイ。 さらにそのあとに続いた好きになれだの優しくしてやるだの、挙句に強引にコトに及んでおいてあのゲイノージンに勝ったっておま…。 いやいやいやいやそれで本気だと理解してもらえると思ってるんですか? ムリだろJK。
 と、真顔でツッコミを入れたくなってしまうほどのガキ丸出し感に苦笑。
 芦原さんは本当にこの人でいいんですか?
 本当にこんな人がいいんですか!?
 …わからん。理解しがたい。
 たぶん、あばたもえくぼ、ってこういうときに使う言葉だと思う(真顔)

 小説家ならではの考え方や生活感、そこを踏まえたうえでの恋愛感情っていうものは興味深くて面白かったんだけど、高槻の、まさに好きな子を苛める小学生、な行き過ぎた横暴さと独占欲は、ツンツンとかそういうレベルを超えててちょっと微妙だった。でもまあ、後半はだいぶしょうがないヤツだなあと苦笑いしつつも可愛く思えてきたので良しとするかな。呆れの境地まで達すれば、あの嫌悪感しか見当たらない売り言葉も、きっと独占欲の塊に思えてくる。はず。(オイ) どちらにしても高槻は好き嫌いが分かれる攻めだと思うけどね(苦笑)

 それにひきかえ、当て馬にしとくには勿体ないくらいイイ奴だった四方堂。
 景よ、もう彼でいいじゃないか。むしろ四方堂にしとけよ。
 そう思わずにはいられないくらい、申し分のないイイ男だった。
 ただ、小説家と同じくらい特殊な職業の俳優だけあって、色々イイ性格してたけどね(笑) それでも高槻と比べると大人で出来た男。当て馬なんてホントもったいない…。
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